6. 研修施設について

1. 小児血液・がん学会専門医研修施設新規申請について

新規則;小児血液・がん専門医研修施設群の新設についてのお知らせ(Part 2)

小児血液・がん専門医研修施設の認定要件に関して

作成日:2015.01.08
更新日:2023.10.27

1.小児血液・がん学会専門医研修における施設群制度の新規申請について

  1. 施設群制度の発足の経緯
  2. 申請条件
  3. 申請の手順
  4. 申請受付期間
  5. 申請書の送付先
  6. 審査結果通知
  7. 施設群構成の変更

1.施設群制度の発足の経緯

研修施設要件に関し、日本小児血液・がん学会専門医制度規則の付則12により10年間だけ時限的に緩和措置が設けられておりましたが、2022年3月をもって本措置が終了いたします。施設現況調査の結果から、多数の研修施設が認定要件を満たせなくなる可能性があることが判明したため、2022年4月からは、研修施設を認定研修施設(親施設)と関連研修施設(子施設)に分け、1つの認定研修施設と、1つまたは複数の関連研修施設からなる「研修施設群」を形成していただくように2021年7月31日の総会において規則および施行細則が改訂されました。

小児血液・がん専門医研修施設の新しい体制

2.申請条件

(1).認定研修施設(親施設)の要件

1). 小児血液・がん指導医(みなし指導医を含む)1名以上が常勤で勤務していること。このうち1名を施設群研修責任者とする。

2). 小児がん認定外科医が常勤で勤務していること。

3). 日本医学放射線学会放射線診断専門医または放射線治療専門医が常勤で勤務していること。放射線治療が自施設、または診療協力施設でできること。

4). 日本病理学会病理専門医が常勤で勤務していること。

5). 自施設、または、診療協力施設が日本造血・免疫細胞療法学会の移植認定施設であること。

6). 直近の3年間に下記に示す細則第22条に示す診療実績(初発診療例)があること。

7). 診療実績に示す初発症例は本学会の小児がん全数把握登録事業または小児血液疾患登録事業に登録されていること。移植症例については造血細胞移植登録一元管理プログラム(TRUMP)に登録されていること。
(ア) 造血器腫瘍初発症例10例以上、または固形腫瘍初発症例10例以上
(イ) 非腫瘍性血液疾患初発症例の実績があれば合計に加算する。
(ウ) 造血幹細胞移植の実績があれば合計に加算する。
(エ) 上記の合計が30例以上とする。

8). 本学会が定める研修カリキュラム作成要項に基づいて研修カリキュラムが作成され公表されていること。自施設で完結しない項目については、他の基幹施設または連携施設と連携して補完し、全ての研修カリキュラムを満たすこと。

9). 院内倫理審査委員会が開催され、同委員会により承認された臨床試験に参加していること。

10). 院内の関連部門が参加する小児血液・がんカンファランスまたはこれに準じるものが定期的に開催され、会議録が保存されていること。

11). 緩和ケアチームが活動していること。

12). 保育士またはチャイルドライフスペシャリスト等による子ども療養支援体制、および、院内学級または訪問教師による教育支援体制があること。家族の長期滞在施設またはこれに準じる設備が利用できることが望ましい。

(2)関連研修施設(子施設)の要件

1). 小児血液・がん専門医1名以上が常勤で勤務していること。うち1名を関連研修連携施設研修責任者とする。

2). 認定研修施設(親施設)と連携して小児血液・がん診療および専門研修を行う。

3). 日本医学放射線学会放射線診断専門医または放射線治療専門医が常勤で勤務していること。放射線診断専門医または放射線治療専門医が非常勤の施設は、認定研修施設による密接な支援を受けていることが示される場合に認める。放射線治療が自施設、または、診療協力施設でできること。

4). 日本病理学会病理専門医が常勤で勤務していること。日本病理学会病理専門医が非常勤の施設は、認定研修施設による密接な支援を受けていることが示される場合に認める。

5). 以降は認定研修施設(親施設)要件5〜12と同じ。

3.申請の手順

①申請書の作成

指定の様式(以下のリンクから取得してください)を用いて申請書を作成し、施設長公印を捺印し、郵送でご提出いただきます。なお、施設群を形成する場合には、原則として認定研修施設(親施設)が取りまとめて提出してください。
認定研修施設申請書_最終R(No.6-1)(WORD)
関連研修施設申請書_最終R(No.6-2)(WORD)
日本小児血液・がん専門医研修施設研修プログラム_施設群の場合(No.6-3)(PDF)
日本小児血液・がん専門医研修施設研修プログラム_単独の認定研修施設の場合(No.6-4)(PDF)

②研修プログラムの提出

研修プログラムの作成は、研修プログラム作成要項を参考にして行ってください。自施設で完結しない項目については他の専門医研修認定施設と連携して補完する必要があるため、十分に相談をして申請をしてください。施設群を形成する場合には、認定研修施設と関連研修施設でよく相談して、ひとつの研修プログラムにまとめていただくようにお願いします。

③審査

ご提出いただいた申請書類に不備がある場合は,差戻し、再提出について研修責任者へE-mailで連絡いたします。E-mailに記載した再提出期限内に提出していただけなかった場合は、申請は無効となりますので予めご了承ください。

④認定期間

認定期間は2024年4月1日からの認定となります。追って認定証をお送りします。

4.申請受付期間

申請期間は、2024年4月1日から2024年4月30日(消印有効)までです。
申請書の到着期限(消印有効)を厳守してください。
研修プログラムの提出期限も2024年4月30日までとします。
提出はワードファイルで下記のメール宛にお送りください。
E-mail:senmoni_jspho@asas-mail.jp

5.申請書の送付先

一般社団法人日本小児血液・がん学会専門医制度委員会
〒112-0012 東京都文京区大塚5-3-13 D's VARIE 新大塚ビル4F
一般社団法人学会支援機構内
TEL:03-5981-6011 FAX:03-5981-6012
E-mail:senmoni_jspho@asas-mail.jp

日本郵便の「簡易書留」あるいは「レターパックプラス」で送ってください。
「レターパック ライト」では受け付けません。
その他の配送会社による配送は使用しないでください。受け付けません。
表書きに「専門医研修施設認定申請書在中」と朱書きで併記してください。
配達状況の追跡は、申請者にて行ってください。

6.審査結果通知

審査終了後,審査結果を個別にお知らせいたします。

7.施設群構成の変更

関連研修施設が認定研修施設として新規申請を行う場合は、上記3.申請の手順に従って下さい。
関連研修施設の追加または脱退など、施設群の構成に変更が生じる場合、施設群の中核となる認定研修施設(親施設)は施設群変更申請書および新たな施設群が明示された研修プログラム(赤字などで変更箇所が明記されたものと、最終版の両方)を、変更が生じる年度の4月1日から4月30日の期間にメールにて事務局までご提出下さい(提出先:senmoni_jspho@asas-mail.jp)。
施設群変更申請書(No.6-5)(WORD)