小児血液・がん専門医について

作成日:2015.02.01
更新日:2020.01.16

小児血液・がん専門医認定申請について

12.血液専門医の資格を有する者に対する小児血液・がん専門医の認定について

血液専門医の資格を有する者は,血液専門医認定の際に血液学に関する研修を修了していますので,以下のように免除規定を設けます。要件を満たせば小児血液・がん専門医の認定申請が可能であることといたします。免除規定の選択についての申請条件比較もご覧ください。

12-1.血液専門医の資格を有する者に対する免除規定の要点
1)本学会認定研修施設に24か月以上研修していることが必要です。
2)臨床経験症例数は造血器腫瘍10例と非腫瘍性血液疾患5例はすでに研修済みと認めます。したがって,提出する臨床経験一覧は固形腫瘍10例と造血幹細胞移植症例1例を含む合計15例とします。 また個別症例票は固形腫瘍3例と造血幹細胞移植症例1例を含む合計7例とします。
3)試験は筆記試験と面接試験としますが,筆記試験は「I.血液」と「II.小児腫瘍(2)造血器腫瘍」の範囲の問題を全て免除とします。 ただし,筆記試験の点数配分は,出題された問題数(すなわち「I.血液」と「II.小児腫瘍(2)造血器腫瘍」を除いた問題数)で満点とし, 合格基準は免除規定のない場合の全問題数受験者と同じ配分とします。面接試験についての免除規定はありません。
4)「血液専門医の資格を有する者」は,「12.血液専門医の資格を有する者に対する小児血液・がん専門医の認定について」に規定される要件に基づく申請を行うか, この免除規定を使用せずに申請を行うかどちらかを選択してください。臨床経験・個別症例票・筆記試験の免除規定に関しては,そのすべてを選択しなくてはなりません。
5)暫定指導医の資格を有しかつ血液専門医の資格を有する者は, 「11.暫定指導医の資格を有する者に対する小児血液・がん専門医および指導医の認定について」に規定される要件に基づく申請を行うか, 「12.血液専門医の資格を有する者に対する小児血液・がん専門医の認定について」に規定される要件に基づく申請を行うか, あるいはそのどちらも選択しないかいずれかを選択してください。免除規定を併用することはできません。

12-2.申請条件
血液専門医の資格を有する者が,小児血液・がん専門医の認定を申請する時には,次の各項の条件を全て満たさなければならない。

  • 1)小児科学会 小児科専門医(基本領域の学会の専門医)であること。
  • 2)日本血液学会血液専門医であること。
  • 3)申請時において継続して3年間以上本学会会員であり,会費を完納していること。
  • 4)卒後初期研修修了後5年以上小児血液および小児がんを含む小児科臨床に携わっていること。
  • 5)24か月以上本学会の専門医研修施設に所属し,定められた研修カリキュラムを修了していること。
  • 6)細則第8条に定める経験症例 30例のうち,固形腫瘍10例と造血幹細胞移植症例1例を含む15例の一覧(各施設の暫定指導医の自筆署名を添えて提出すること)と,そのうちの7例の個別症例票を提出すること。個別症例票には固形腫瘍3例(神経芽腫,肝芽腫,腎芽腫,胚細胞腫瘍,骨軟部腫瘍,脳腫瘍のいずれかを3例)と同種造血幹細胞移植症例1例を含むものとする。暫定指導医が申請者本人しか在籍しない施設では本人の署名を添えること。
  • 7)細則第6条に定める本学会が指定する学会,セミナーに出席し,これらの合計研修単位が直近の5年間に関わらず70単位以上であること
  • 8)以下に定める専門領域の学会発表,および論文があること。
    • (1)学会発表は,細則第6条に示す本学会が指定する学会やセミナーでの発表が3件以上あること。 発表は,直近の5年間(2015年4月1日~2020年3月31日)の小児血液・小児がんに関する学会発表に限る。 筆頭演者としての発表を1件以上含まなければならない。筆頭演者発表には誌上発表は含まない。
    • (2)論文は,peer review system のある学術雑誌に掲載された論文が3件以上あること。 論文は,直近の5年間(2015年4月1日~2020年3月31日)の血液学・小児腫瘍学に関連した論文(症例報告を含む)に限る。 筆頭著者としての原著論文を 1 件以上含まなければならない。学会抄録は論文には含まない。
  • 9)細則第10条に定める申請料2万円を期日までに納めること。

12-3.本登録申請内容
一次登録及び本登録ともに必要です.本登録は郵送によるものだけとします。
申請必要書類は以下の通りです.郵送で提出してください。
申請書類はホームページから「血液専門医の資格を有する者に対する小児血液・がん専門医の認定申請様式」をダウンロードして使用して下さい。必ず最終版を使用して下さい。

  • (1)専門医認定申請書
  • (2)小児科専門医・血液専門医申告書
  • (3)履歴書
  • (4)専門医研修修了証明書
  • (5)研修実績記録
  • (6)学術業績リスト 学会発表
  • (7)学術業績リスト 論文
  • (8)臨床経験記録(所定の様式) 細則第8条に定める経験症例30例のうち,固形腫瘍10例と造血幹細胞移植症例1例を含む15例の一覧。(各施設の指導医の自筆署名を添えて提出すること)
  • (9)個別症例票(7症例分) 7例の個別症例票を提出すること。個別症例票には固形腫瘍(神経芽腫,肝芽腫,腎芽腫,胚細胞腫瘍,骨軟部腫瘍,脳腫瘍のいずれかを3例)と同種造血幹細胞移植症例1例を含むものとする。

事前に申請すべき内容について「血液専門医の資格を有する者に対する小児血液・がん専門医認定申請様式見本」で確認してください。

12-4.本登録添付書類
上記(1)~(9)の申請必要書類のほかに以下の添付書類を申請必要書類に同封して郵送提出してください。
書類は,以下の(10) ~(14)の順に揃えて提出してください。

  • (10) 日本小児科学会 小児科専門医の認定証の写し。A4サイズにすること。
  • (11)日本血液学会 血液専門医の認定証の写し。A4サイズにすること。
  • (12) 学術業績リスト 学会発表 に登録した学会発表3件の抄録の写し.誌上発表は含まない.A4サイズにすること。
  • (13) 学術業績リスト 論文 に登録した論文3件の論文表紙(表題,著者,所属,要約を含む)の写しを添付.A4サイズにすること。
  • (14) 申請料2万円の振り込み済みの証明ができる書類の写し。A4サイズの紙にコピーすること。拡大は不要です。

12-5.試験科目
(1)筆記試験
医師国家試験方式の MCQ 形式に準じた 問題(一般問題と症例問題)
小児血液・がん専門医として必須の知識および問題解決能力を評価します。試験範囲は免除規定のない受験者に対する筆記試験出題範囲のうち「I.血液」と「II.小児腫瘍(2)造血器腫瘍」の範囲の問題を全て免除とします。ただし,筆記試験の点数配分は,出題された問題数(すなわち「I.血液」と「II.小児腫瘍(2)造血器腫瘍」を除いた問題数)で満点とし,合格基準は免除規定のない場合の全問題数受験者と同じ配分とします。

(2)面接試験
2 人の面接委員による試問を行います。
提出された個別症例票7症例の中の 2 症例について,2 人の面接委員による試問を行います。
個別症例票の評価および筆記試験では判定し難い小児血液・がん専門医としての適切なコミュニケーション能力・問題解決能力・態度を評価します。